世界の酒蔵から③ -New Castle Brown Ale-

3回目となりました。まだ続けられています(笑)。

 

何にしても熱しやすく冷めやすいB型の僕にとっては、これからがある意味「正念場」です(笑)。世界中のビールを紹介しつくせるように、そして飽きずに(笑)、がんばります!

 

さて、フランス→アメリカと続き、今回はイングランドの銘柄。New Castle Brown Ale。

 

去年までMichael Owenが所属していたけれど2部に降格してしまったNew Castle United FCとはあまり関係はないようです・・・

 

このビールは、イングランドで初めて醸造されたビールのようで、1927年から歴史があります。名前のとおり、きれいな琥珀色をしています。かといってGuinessや黒YEBISUのようなインパクトがあるわけではありません(僕の主観ですが)。

一口目、口から鼻に突き抜ける香りはイングランド名物の紅茶のそれとよく似ていて、そしてフルーティーさも兼ね備え、苦味はそれほどきつくなく、まるでジュースのような・・・というか、まさしくアップルティーのような親しみやすいビールです。どことなく、カラメル・・・とくにクレームブリュレの上の部分(アメリが好きなやつ)・・・の風味にも似ている気がしますが、非常に透明感があり、いい意味で水のように飲みやすいビールです。

 

ビールが飲みやすいので、例えばFried Chickenとか、それこそFish & Chipsと非常によく合います!このビールさえあれば、何個でも食べられそうな気さえします。確実に太るけど(笑)。

 

テレビ画面の中のひいきのチームに、声援と野次とツバを飛ばしながら、ロレツの回らなくなった舌でサポーターズソングなんかを歌いながら、このビールをグビグビやってるオッサン・オバサン達でひしめく街中のPubの光景が目に浮かびます・・・

 

イングランド、行ってみたい・・・リバプールの試合を見に行きたい(New Caslteでなく)・・・

 

しげでした。

世界の酒蔵から② -SAMUEL ADAMS-

先日のKronenbourg 1664に続き、またビールネタです。ひそかにシリーズ化しようと目論んでます。「世界の酒蔵から」シリーズ。そのうちどこかの編集者の方の目に止まって、書籍化されたり・・・はしないか(笑)。さて、いつまで続くか・・・

 

前回はフランスビールでした。今回はアメリカです。

 

アメリカのビールで真っ先に頭に浮かぶのは、例えばBudweiserでしょうか。白地に青と金色の文字が赤い枠で縁取られた、アメリカ国旗と似た色遣いのパッケージ。水のように飲める軽い口当たり。以前、「あんなもん薄すぎてビールじゃねぇ!」なんて、顔を真っ赤っかにした僕の上司が口走ってました。焼酎のうっす~い水割りを飲みながら。

 

今回紹介したいのはそれではなく、”SAMUEL ADAMS”。この名前は、アメリカ第2代大統領John Adamsのいとこの名前なんだそうです。1860年から歴史があり、元々はBudweiserと同じくセントルイスで生産されていたようですが、1988年からボストンに移り、今に至るようです。

爽やかというよりはパワフルな飲み心地で、りんごのようなバナナのような芳醇な香り。日本でいうとこのThe Premium Maltsでしょうか。日ごろのストレスも吹っ飛びそうです。ガッツリ飲みたいそこのアナタ、オススメです。一緒にチョリソーやバッファローウィングなど、辛くて脂の乗った料理はいかがでしょうか。ギョーザ(ラー油をたっぷりつけて!)や豚キムチもいいかもしれません。

 

このSAMUEL ADAMSですが、写真のBOSTON LAGERの他にも、よりあっさりした飲み口のLIGHTや、アルコール度数を上げたUTOPIAS、ギネスのようなBOSTON ALEなど、様々な特長を持つビールが全部で10種類以上あるようです。機会があったら試して、またレポートします。

 

しげでした。

 

世界の酒蔵から① -Kronenbourg 1664-

どんだけ投稿していなかったんでしょう・・・

 

約9ヶ月も放置していたら、ついに僕の記事数が、はるのそれの10分の1となってしまいました(笑)。あのね、ネタを集めていたのです、ネタを。えぇ。

・・・なんて、しょーもない言い訳をしてみる(笑)。

 

ま、言い訳はこれくらいにして、本題に入りましょう!

 

フランスのビールの銘柄で、Kronenbourg 1664というものがあります。Wikipediaによると、フランス国内で実に40%の売上シェアを誇っているらしい・・・日本で言うとKIRINのようなものでしょうか。

大学3年生のとき(1浪してたから21歳)、初めて行ったパリで、僕はこのビールに初めて出会い、そんでもってめちゃめちゃ大好きになってしまいました。

 

ビールは、社会人になってもう丸4年も経つ今でこそ胃がチャプチャプするまで飲めるけど、これに出会うまでは、大人になった気分になれるだけの、ただの黄色くてほろ苦い飲み物でしかなかった。

 

が、しかし!これはおいしいかった!きっとこれを飲んだお店のロケーションもよかったんでしょう。夜8時を過ぎても夕焼けが広がるパリの、セーヌ川沿いのカフェのテラス席で、ボトルから直接グイッと行ったときにはビックリしました。

 

ビールなのにフルーティ!ビールなのに苦くない!(いや、ホンとは苦かったんだろうけど、そこがロケーションのなせる技?)

 

日本に帰ったら、僕はもうこのビールしか飲まない!・・・なんてことを学生の分際で、心に決めていました。

 

ところが帰国後、このビールを取り扱っている店が少ないことに気づくんです。まず、白い文字に赤い看板の系列のお店にはまず置いてない。アイリッシュパブみたいなとこにも、ハイネケンはあってもこれはない。

 

そんな感じだったから、あるお店でこれを見つけたときには、それはもう感動しました!迷わず注文!広がるフルーティ!蘇るパリの夕焼け!

 

あれから数年経つけれど、未だにそんなに頻繁に飲めず、だからメニューに見つけたときには、必ず飲んでます。

 

いやぁ~うめぇ!このホップの香りとコク!

 

代官山の”holy”と溜池山王の”AUX BACCANAL”(つづり違ってたらゴメンナサイ)では間違いなく飲めます。ぜひお試しを。

 

しげでした。

「コーヒーは煙草があってこそおいしくなるんだよ。」

“Coffee & Cigarettes”という名前の映画があります。

 

色んな組み合わせ・・・例えばカップルだったり親友同士だったりビジネスパートナーだったり・・・そういった人たちが、これまた色んなタイプのカフェで何気ない会話を交わしている。その様子をひたすら垣間見る(ひたすらだから垣間じゃないか・・・)。そんな映画です。

 

正直中だるみもするかと思います。退屈するかもしれません。でもなぁんか惹かれるんですよね。もう5回は見ました。

 

出演するキャストもなかなか豪華です。どんな人が出演しているかは映画を見てみてのお楽しみということで。

   

  Coffee & Cigarettes

 

で、冒頭の一言。これはこの前外出先で喫茶店に入ったときに上司がこぼした一言です。そう言われて、思わずバイト時代を思い出しました。

 

僕は愛煙家ではないので、例えばスタバやタリーズのように全面禁煙か分煙しているお店に入っても全く何の不満もありません。むしろそういうほうが落ち着ける気すらします。またそういうお店は、コーヒーそのものの香りを損なわないためにそういったルールを設けていたりします。

 

でも、喫煙者とそうでない人を分けないお店に入ると、それはそれで非常に奥ゆかしい香りに包まれつつコーヒーをいただくことができます。

 

例えば代官山の”CAFFE FOGLIO”。

 

ここは愛煙家も嫌煙家も共に贅沢な時間を過ごすことのできるお店だと僕は思ってます。

 

何かこう、喫茶店らしい香りというか、コーヒーやチョコレート・生クリームの香りと煙草の臭いがうまく調和しながら店内に満ちていて、心から和むことが出来ます。

 

でもところによっては煙草の臭いばかりが目立つ店もあり、そういうところではあまり長居する気も起きず落ち着くことができません。

 

その境目って一体?!

 

店の大きさ?来店者数?使ってる豆の特徴によるもの?空調の問題?お客さんの煙草を吸うペース?何だろう・・・

 

夏休みの自由研究のテーマにしたいところです。

 

“Coffee & Cigarettes”に出てくるお店はどちらなんでしょうか?その辺も気にしながらまた観たくなっちゃうのでした。

 

しげでした。

ケイファチンチュウな夜

新年あけましておめでとうございます。早くも3週目が始まり、今更何をという感じですが(笑)。

社会人になって一番思うことは、つらく厳しい(?)平日があるからこそ感じる休日のありがたさ。そして平日も、仕事の後家で過ごす平穏な時間のありがたさ。

そういう時間にちょっとしたアルコホルがあると、なおいいですね☆ワタクシは別にのんべえではありませんが、おいしいお酒はやはり好きです。

今日ご紹介するのは、キンモクセイのお酒・桂花陳酒。中国産の、白ワインに芳醇な香りのキンモクセイの花を漬け込んだ甘いお酒です。アルコール度数は15度と割と高めですが、香り・甘さともにしつこくなく、すっきりとおいしいお酒です。

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明るすぎたので、もうちょっとダンディズム漂う感じに・・・(笑)。

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どうです。なかなか渋さ漂ってるでしょう(笑)?

珈琲もそうだと思うけど、嗜好品は間接照明を纏うとより一段とその魅力が増す気がします。

そんなわけで、将来開くカフェでは、こうした世界各地のお酒を、ダンディズムやロマンチシズム漂う雰囲気の中で供することができればなんて思います。

最近白洲次郎さんに関する本を大量に読み漁り、すっかり感化されてしまっている、しげでした。