一人ですることとみんなですることの違い

前回の『事業における拡大目線と最適化目線』の続きで、
また思ったことを書き記します。

みんなで仕事をすること

 
基本的なことかもしれないのですが、
最近みんなで仕事をすることは素晴らしいことだなあと感じています。

なぜならば、自分が思ってもいないことがアイデアとして出てきたり、
自分が間違えそうになったときに指摘してもらえたりするからです。

これはひとりで仕事していたら得られないことだと思います。

 
マネジメントとは自分の範囲内に人を動かすことではない、
ということを聞いたことがあります。

つまりは、自分が持っていない領域や目線を他の人が持っていることにより、
よりスピード感を持って大きくなれるのだということでした。

 
今の仕事の中で私がひとりで始めて、
今は一緒にやってくれるパートナーがいる仕事があります。

最近その仕事をしているときに
すごくこのことを感じています。

 
『多様性を受け入れる』とはこういう事なのかもしれません。

事業における拡大目線と最適化目線

最近仕事をしていて思うことを
備忘録として残したいと思います。

最適化はパズルのピースを埋めるイメージ

 
今やっている仕事内容や私の性格を含めて、
私は結構『最適化目線』になりがちです。

ここでいう『最適化目線』とは、
例えば10%だったものを20%にしましょうというもので、
確率をアップさせる、といったイメージです。

最近、これだけでは事業は大きくできないかもしれない
と思っています。

 
もちろん『最適化目線』は重要なのですが、
これは事業自体にポテンシャルがあって
それを生かしきれていないときに実行するとインパクトがあるかと思います。

逆に言えばポテンシャルがない場合には、
やったとしてもあまり大きな効果は得られません。

ここで必要になる目線が『拡大目線』です。

 
とりあえず確率で言う分母を大きくするために、
できることを高速で実行する。

実行すれば見えてくることがあるので、
それをもってPDCAサイクルを回す。

特に新規事業などではこういった目線が
重要になるかと考えています。

 
これらはもちろんどちらが重要かという議論ではなく、
今、どちらを選択するかということなのだと思います。

そういった意味で言うと、
自分が今どのフェーズにいるのかをちゃんと認識しているかが
すごく重要なのだと思っています。

 
PLをひいて事業を見るとはこういうことなのかなあと
実感している今日この頃です。

IT社長からカフェオーナーに

IT社長からカフェオーナーになった方がいらっしゃるようです。

 
私も今俗に言う『IT業界』に身をおいているので
この記事には飛びついてしましました(笑)

この記事の中で私が着目したところが、
paperboy&co.(ペパボ)創業者の家入一真さんのこの一言。

 「場所を用意して、そこで各自がいろんなことをするのを、下で支えるのが好き。そういう意味では、レンタルサーバもカフェも同じ」

 
やっぱりひとつの信念があることはすごく重要だと思いました。

家入一真さんが経営されているカフェ『ラウンジ ie』に
一度いってみようと思います。

 
カフェ&ダイニング ie
カフェ&ダイニング ie

一人一人が楽しめる組織を作る方法(Hot Pepperミラクル・ストーリー)

会社の上司に勧められて、
『Hot Pepperミラクル・ストーリー』という本を読みました。


Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

 
これも『「R25」のつくりかた』と同じように
Hot Pepperが作られた経緯が書かれています。

私がこの本の中で特に着目したところは、
いかにして一人一人が楽しめる組織作るかということです。

 
一人一人が楽しめる組織を作ることができたならば、
こんなにいいことはありません。

それを目指していてもなかなかできないのが現状です。

この本にはそれを打開するためのエッセンスが詰まっていると思います。

 
これをすることにより全員が楽しくなることはもちろんなのですが、
さらには一人一人が能動的に動く『有機的な組織』ができると思っています。

一人一人が能動的に動く『有機的な組織』は
誰に指示されることもなく、ボトムアップで常に改善が行われます。

これほど競争力がある組織はないと思っています。

 
この本に書かれていることを実践して、
『有機的な組織』を作っていきたいと思います。

 
話し変わりますが、最近リクルートの本ばかり読んでいます(笑)

個人的にはリクルートの理念はかなり顧客志向だと思っていて、
共感するところが多いです。

WEBで顧客心理を正しくつかむ方法(最強のWebコミュニケーションシナリオ)

「R25」のつくりかた』に引き続き、
『最強のWebコミュニケーションシナリオ』という本を読みました。


最強のWebコミュニケーションシナリオ お客さまとの絆をつくるインサイトマーケティング

 
なぜ私がこの本を読もうと思ったかといえば、
web(インターネット)はなかなかお客様の顔を見ることができず、
顧客心理を正しく把握することが難しいと思っているからです。

『「R25」のつくりかた』を読んだ後、
これをwebサイトで実施するにはどうすればいいだろうということで読んでみました。

 
読んだ結論から言うと、ちゃんとお客様のインサイトを把握することが
顧客心理を正しく把握するには重要だということがわかりました。

この部分はリアル(R25)と変わりありません。

 
一方でリアル(R25)と違うところは、
ペルソナを作成するところだと思いました。

web(インターネット)ではお客様の顔が見えないために、
ペルソナという名の『仮想ユーザー』を設定し、
その人のためにとことんサービスを提供するというやり方です。

 
どのウェブサービスも『顧客志向』でサービスを作っているという自負はあるとおもうのですが、
この本を読んで、私自身も『顧客志向』になりきれていなかったと反省しました。

 
この本には以上の事柄を達成させるのために、
『コミュニケーションシナリオ「DHIPS」』というフレームワークが提案されています。

Webサイトを運営されている方にオススメです、
ちなみに私はこのフレームワークを実際に使ってみようと思っています。