観光シーズン、秋

秋ですねえ・・・。
観光シーズンのここ最近、私が働くカフェも観光客の方たちが多くいらっしゃいます。
日本人だけでなく、韓国、中国、アメリカ、フランス、などなど、、、

日々、お客様のニーズを察して、期待を上回るサービスを・・・とがんばっているわたしたちですが、言葉の壁は高い!!
英語ならまだともかく、そのほかの言語はなかなか意思疎通ができず、お互いジェスチャー合戦です(笑)
それでも気持ちが通じると嬉しいものです。
カタコトの日本語で「アリガト~」なんて言われると、こちらも自然と笑顔になります。

でもでもできれば少しでもいろんな国の言葉が理解できるようになりたい・・・。

外国の方といえば、常連のお客さまで近くの大学の先生がいます。
超陽気なアメリカ人。日本語はペラペラです。いつも朝の通勤途中に寄ってくださるのですが、新商品の試食をすすめたりすると、
「わーい!!なになに??やったー!!オイシイネこれ!」
と子供みたいなハイテンション(笑)
朝眠くても、ちょっと疲れてても、先生の笑顔に助けられていますよー。

やっぱり、接客業は楽しい!

クレームを言う勇気

昔働いていたお店の店長に、
「クレームを言ってくれるお客さんていうのはありがたいんだぞ〜。何も言わずに不満を持ったまま二度と来ない人もいるんだから」てなことを言われたことがありました。
頭では理解しつつも、働いている方としてはあんまり気持ちのいいものではありませんでした。もちろん100%こちらの落ち度の時は本当に申し訳ないと思いましたが、そうじゃない場合も多々あるわけで…。

最近出社前に時々コーヒーを飲んでいくお店があります。全国チェーンのお店ですが、店員さんは朝から元気で気持ちが良く、仕事までにホッと一息つける、私には大切な時間なのです。
で、こないだそのお店でモーニングを食べていたところ、ゆで卵がやや半熟で、皮がむけない!時間ないのに!ええい!!なんとか苦心して食べたものの、これはちょっと…。

また別の日。
今度はもう明らかに半熟…というか温泉卵状態で食べられませんでした。

誰かが言わないとモーニングの卵はずっとこのままなんやろうか…悲しい。
思い切って言いました、お店の人に。
でもすごく勇気いった〜。好きな店だからこそ、気づいてほしい、直してほしいところ。。
お客さんはこんな気持ちで言ってくれてたのか、と思いました。

常連といちげんさん

私が以前働いていたカフェでは常連のお客様をとても大切にしていました。

というのもそのお店は繁華街ではないところにあり、ほとんどがリピーターのお客様だったからです。

常連さんで成り立っていたといっても過言ではありません・・。

お店にとって常連さんはとても大切です。

そして常連になるということはそのお店はその人たちにとって居心地のよいお店なのでしょう。

でもたまに自分が初めてのお店に行ったとき。

常連さんらしきお客さんと店員さんが親しげにしていて

「いいなあ~楽しそうで」

と思う反面、

「なんか居辛い雰囲気も・・・」

と感じることもあります。

いちげんさん→気に入ってくれて→常連さんに

なってもらうのが理想ですが、どんな人にも居心地がいいと思ってもらえるお店を作るのは

本当に難しいなあ・・と思います。

 

 

人と人

ここに書くことではないかもしれませんが、Cafeトキワ荘のメンバーが出会った店がなくなることになり、

先日ぶらりとお店に行きました。本当に久しぶりに。

そこで自分が働いていた頃の常連さんに会いました。

そういう時、自分は覚えていても、向こうは覚えていてくれるのか・・・こちらから声をかけるのをためらっていました。

でも覚えてくれているものですね。すごく嬉しかった。

お店って、お金を払って、品物を手に入れて、それだけのところもあるけど、

そうじゃない場所に関われて、働けたことは、これからもずっと生きてく糧になります。おおげさじゃなく。

結局自分の中に残るのは物じゃなく、人と、そのとき感じたことだ。。

 

 

 

 

常連さん

学生の時、地元の喫茶店でバイトしてました。

いつも夜7時くらいにくる常連さんがいて、私たちバイトは勝手に「ぬ~ぼ~」

と呼んでました。

ぬ~ぼ~は、推定40歳前後、会社帰りのサラリーマンと思われ、いつも一人で来店。

同じ席に座り、温かい紅茶を注文するのです。

地元密着の小さな喫茶店だったので、常連さんが多く、お客さんとおしゃべりすることも多かったのですが、ぬ~ぼ~が発する言葉は

「紅茶」

のみでした。

ぬ~ぼ~は貧乏ゆすりが激しく、紅茶をテーブルにおくと

「がたがたがたがたWWWW」

砂糖はシュガーポットの半分くらいをどさどさ入れます。

(閉店前の準備として、シュガーポットは満タンにしてあるのですが、ぬ~ぼ~が帰ったあとは、もちろん補充)

紅茶を飲み干すと、長居することもなく退店するぬ~ぼ~。

その後には、激しい貧乏ゆすりのため落下した靴の泥と、溶けきるはずのない砂糖が残ったティーカップ。

いまでも強烈記憶に残る常連さん。。健康害してないんかしらん・・・。

もちろん常連さんがいてくれてお店がなりたってるのですが、毎日狭いお店で働いていても、いろんな人がいるなあ~、と感じて、

やはりおもしろい、飲食店勤務。

まだまだあるので、常連さんシリーズ化していいですか(笑)

でもカフェ研究というテーマからはそれるなあ~。たまに息抜きでこんなのもいいでしょか。